【リーガルスクリプト】会社設立に必要な資本金と目安となる金額と注意点

  • 2020年03月02日
  • 会社設立

ここでは資本金についてまとめています。会社設立時に必要な資本金の設定金額の目安や資本金の集め方の一部を紹介しています。

こんな人がこの記事を見ています!

この記事はこんなひとにおすすめ!
・資本金とは何かについて知りたい人
・会社を設立する際の資本金の設定金額の目安を知っておきたい人

以上のいずれかに当てはまるユーザーは以下の記事にスクロールしていきましょう!

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資本金について

この記事では資本金についての基本知識、資本金の集め方や設定金額の目安、注意事項について解説しています。

まず資本金とは?

資本金とは事業を行うための元手となるお金です。資本金は返済の義務がない自己資本であるため、一般的に資本金の金額が企業の規模や体力を示すことになります。
資本金が充実していれば会社の信用にも繋がり、「この会社は安定した経営ができている」と信頼を与えることができます。信用がないと融資を受けれなかったり、取引を行えない可能性があります

会社設立に必要な資本金

昔は資本金1,000万以上でないと会社を設立できない法律がありましたが、今は資本金が1円からでも会社が設立することが可能となっています。(ただし、会社の登録には約24万円必要になります。)詳しくは下記の記事をチェックしよう。

会社設立の費用について

資本金は使ってもいいの?

資本金は使用しても問題ありません。資本金は会社に一定の財産があることを示すためのお金であり、会社に常に保管しておかなければいけないお金というわけではありません。

会社設立時の資本金

自己資金を資本金に

発起人が持っているお金を自己資金と言い、その自己資本を資本金に充てるのが一般的です。貯金や退職金などまとまったお金があるなら、それを資本金として登記しましょう。

借入金は資本金にできないので注意!

友人・家族や金融機関から借りたお金、いわゆる「借入金」を資本金にすることは原則禁止されています。もし、お金を借りて会社を設立する場合は、自己資金を「資本金」にして借りたお金を「借入金」として計上しましょう。

株主からの出資なら可能

出資とは企業にお金を投資する代わりにその企業の株式を手に入れる行為のことです。会社設立時にすでに出資者がいる場合、その出資金は資本金にすることができます。

資本金の設定金額の目安

100万円〜300万円が妥当

資本金の設定金額では、最低でも100万円〜300万円が妥当でしょう。最低100万円あれば設立時の費用を概ねまかなうことができ、多少の余裕ができます。

100万円以下はダメなの?

法律上では資本金1円での会社設立も可能ですが、資本金の額は信用力に関わってくるため、取引先から取引や契約を断れたり、金融機関から融資を受けられない可能性が出てきます。そうならないためにも、100万円は用意しておきたいですね。

1,000万円以下で消費税が最大2年間免除

会社の資本金が1,000万未満である場合、1年間は消費税の納付が免除されます。さらに設立から6か月間の課税売上高が1,000万円を超えない場合は2年目も納付が免除されます。

「資本金について」この記事のまとめ

①資本金とは?

事業を行うための元手となるお金です。資本金は会社の規模や体力を示す指標となります。 資本金が多いほど、取引先や金融機関からら信用力を得られやすいです。

②資本金は自己資金を使う

資本金は自分の貯金を使ったり、友達や家族など身内から借りるなど身近なことから集めてきます。それでも足りない資金は、会社設立後に金融機関からの融資や補助金、助成金等を活用して集めます。

③資本金の設定金額の目安は100万円〜300万円

法律上、資本金は1円からでも可能だが、会社の信用力に関わり契約や取引を断れたり、銀行から融資を受けれなくなる可能性があるため、100万円〜300万円を用意しすることが望ましいです。

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